お盆 [その他]
お盆は墓参の帰省が集中するため、公共交通機関や道路が混み合います。
年末年始の帰省は自由度が高いので分散する傾向が見られますが、お盆は仏教徒であれば13日~15日で、・・・・と思っていたら。
いや、その話は今夜はいい。
少なくとも、いままで自分が経験してきたお盆は、13日~15日でした。12日に迎え火の提灯を出し、15日に川に送ります。
13日の日めくりに、
「御先祖様を大切にしましょう
・・・手を合わせてね 」と書かれています。
13日にお参りするつもりで帰省したのですが、到着直後に雷鳴とともに激しいにわか雨となり、その日の墓参を断念いたしました。
地元(近隣を含む)の一族親類は、15日に墓参し、そのまま精霊(しょうりょう)をお送り(流し)します。
私はそうもいかないので、14日、一人でお墓参りをいたしました。
墓参りと言っても、昨年遺骨を整理したそうで、お墓のほうには新しい方がいらっしゃいません。
ですので、菩提寺の本堂と納骨堂にてお参りをいたしました。
14日の朝となると、お参りに訪れる人はなく、暑くても、凛とした気持ちになれます。
今年は、亡父、亡祖父母をはじめとするご先祖様一同の修行が「仏」の導きを得て、ゆっくりとでいいので、着実に滞りなく進みますようお祈りさせていただきました。
そしてまた、ご先祖の皆様は、こちら岸のものどもを看護(みまも)り、よき正しき道にお導きくださるように。
あちら岸の皆様にも、こちら岸の皆様にも、具体的なイメージは持っておりませんが、両の掌(てのひら)を合わせておりますうちにそのような思いが湧きあがってまいりました。
その帰り、お寺の隣の本家で母とたまたま合流し、数十年ぶりにお会いする皆様にご挨拶させていただきました。
そして実家に戻ると、伯母の娘婿(従姉の旦那に近似)がお参りに訪れていて、何年振りかにお話をいたしました。ぜんぜん時間の流れを感じさせなくて、不思議な気持ちになりました。
お盆というのは、ご先祖様をお迎えするのと同時に、この岸で別に暮らす者が邂逅する時でもありました。
本日、14日の日めくりに
「会いたいね」とあります。
ん?
「逢いたいね」ではないのですね?
そう、会いましたよ。
長く会ってなかった親類と(^-^)/
こんな私に、皆さん、違和感無く、とても普通に、自然に接してくれて嬉しかったです。
でも、会う人みんなに、お父さんに似てきたね、と言われました。
それは、単に痩せたからだろうと思っています(笑)。
お盆のこの時期は、不思議な感覚ですが、普段とは違って時間がゆったりと流れていきますね。
この不思議な温かい時の流れで、ぼんやりとお盆がやって来て、過ぎてゆくこの感覚は、
どこからか「Voice of ~」が聴こえてきそうですね。
それとも「精霊流し」かな?(笑)
by ymura (2006-08-16 10:02)
◎ymuraさん♪
お盆特集の記事にまでもコメントをいただき恐縮です(^-^)ゞ
>お盆のこの時期は、不思議な感覚ですが、普段とは違って時間がゆったりと流れていきますね。
お正月とはまた違った不思議なものがありますね。
やはり、先祖霊の存在でしょうか(笑)。
ただ、気になるのは、お寺、お墓で、昔ほど人の姿を見かけません。それもお年寄り(私みたいな ♪)しか見かけません。
あれだけの帰省ラッシュやっておきながらみんななにやってるんだろう?
>どこからか「Voice of ~」が聴こえてきそうですね。
お盆の夜にこの曲を聴きながら散歩していると、このままあちら岸に連れて行かれてもいいかな、って気持ちになってしまいますね(笑)
by oosumidream (2006-08-17 05:08)