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想い、語る夕べ ♪ [本源]

先日(5日)、御遺族と懐食(決して懐石料理を食べたわけではありません。懐かしみながら会食)いたしました。

さよう、故人の在りし日を語る集いでござります。

去る9月20日に、25年間の短い生涯を閉じた彼。

 

4日に四十九日の法要を済まされ、この日は、職場に残された私物・遺品を引き取りに訪問されたものです。

会社の玄関でお迎えし、晩年に彼がいた部屋、デスクへご案内しました。

会議中だった部長も、会議を中断して挨拶してくれました。

在職中、たぶん故人自身は部長と言葉を交わしたことはないかもしれませんが、ご遺族に故人を称える言葉を述べてくれた部長に感謝します。

お母さんをはじめ、みなさん、喜んでおられました。

そして、元気な頃に活躍していたエリアも見ていただきました。

いろんな場所を写真に撮られていました。

 

夜、御遺族の主催で、故人の思い出話を語る夕べが催されました。

私は、夕方の会議が長引いて、到着が少し遅れてしまいました。

お店は御遺族の手配で、私どもは招待で、したがって私どもはお支払いをいたしません。

これは、お宅での法要と同じと考え、相応の「御仏前」をさせていただきました。

私は、この4月にこの地に赴任いたしまして、個人と二度お会いしただけで、語るべきもののひとつだになきぞ悲しき。

いっしょに仕事をなさっておられた(部下に敬語っておかしい?)エンジニアが数名と系の副課長が出てくれたので、懐談が盛り上がりました。

そして、この席で、それまで私の知らなかった故人の、生き様までが見えてきました。

不治の病に、無気力になったり、自棄になったりしながら、次第に澄んだ目になっていった彼。

死に顔は、春の微風のように爽やかに見えた。

 

この席で、まだ悲しみの中にある御遺族の前で言う言葉ではないが、とお詫びした上で、語らずにはいられませんでした。

死が、家族を分かつこと自体は寂しく悲しいことではあるが、死は、


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