SSブログ

村のストア派♪ [倉木麻衣]

まいけーの、ストイックという言葉から思ってしまった。

麻衣師よ、師こそストイシズムの権化也♪

  

村野武範という俳優さんがいらっしゃいます。

言わずと知れた「飛び出せ!青春」で一世を風靡された俳優さん。酒井和歌子さんも好きだったので、欠かさず観ていました。

有島さんや穂積さんや石橋さんなど、多士済々☆

 

と関係なく、それよりもっと以前、「村のストア派」という小説が気になっていました。

「スーパー」か、「ストア」か、村を二分する政争があり、そのうちの、「ストア」を推す人々の苦難の闘争の日々を描いたリアリズム作品かと思っていました。

 

と関係なく、昔々、岩波講座「哲学」全二十数巻という刊行物を定期購読していました。

哲学史に始まり、さらに現代哲学の趨勢と概念を一般社会人レベルの文章で読ませてくれる、中学生にとっては絶好の娯楽書でありました。

ここから、中公の「世界の名著」のデカルトや(一時期、「コギト・エル ゴ・スム」にハマる[わーい(嬉しい顔)])、岩波文庫の人気作家プラトン著ソクラテスシリーズなどにも興味が湧いてくるわけであります。

ギリシア哲学部分では、ソフィストのくだりが面白かった。ソフィスティケイティッドって、いったい、いい意味なんだか悪い意味なんだか♪

おお、フィロ ソフィ って素敵!! ソフィを愛する☆

あの可愛かったソフィも来月(11月17日)で42歳?

 

閑話休題、そう、「村のストア派」[たらーっ(汗)]

作者の牧野信一さんは、なんと「ギリシャ牧野」と称されるほどのギリ哲通だそうな♪

なんでも、ことのほかプラトン対話篇を愛読されていたとか。

 

ここで、ストア派、つまり、ストア主義哲学について復習したい。

かの、岩波講座哲学「哲学」全二十数巻は、残念ながら今手元にないので、ここは手っ取り早く、フリー百科事典 Wikipedia から抜粋引用させていただきます。

  

徳の実践を第一

自分達が善い生き方であると考えた生き方について実践することを要求する。堕落した生活は魂までをも堕落させると考える。ソクラテスの「ただ生きるのではなく、より善く、生きる」につながる考え方だと思われる。


感情からの解放(理性主義)

あらゆる感情から解放された状態を魂の安定とし、最善の状態として希求する。当然、死に際しての恐怖や不安も克服の対象と考える。その理想としてよくソクラテスの最期が挙げられる。怒らず、悲しまず、ただ当然のこととして現実を受け入れ行動することを理想とする。


命への非執着

自己の命をあっさりと扱うが、人間それぞれの究極的、最終的な自由意志を全面的に尊重しているが、決して他者に対しての殺人は肯定しない。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』   
(ウィキペディアのコンテンツは、他の人々に対して同様の自由を認め、ウィキペディアがそのソースであることを知らせる限りにおいて、複製、改変、再配布することができます。)
 

また、このように解説されたサイトもあります。

ストア主義

ヘレニズム時代(紀元前334年~紀元前30年)、キプロス出身のゼノンがアテネで創唱し、二世紀頃まで巨大な影響力を持った思想。
ヘラクレイトスのロゴス説を発展させ、宇宙の秩序を理性的に観照することによる不動心を説き理性を持つ限りでの、世界市民主義的な思想。
克己、禁欲、義務を重んじ、感情にとらわれず
き然として運命を甘受するという態度を説いたもの。

出典: Studio Tatu

とまぁ、観ぜよ、諸兄、善き世界観☆

このようなストア主義哲学を信奉し実践する善男善女をストア派と言い、そのような生き方をストイシズムと称し、そのステイトをストイックと呼ぶ。

 

妻を、母を亡くして、その翌日から、黙々と早朝ランニングを続ける父息子(おやこ)。

彼らはストイックに生き始める。

 

S(スト)&M(マゾ)にして、N(ネガ)&N(ニヒ)、なのはドブだけど、ヒト・モノ・カネへの執囚なき潔い自己規律とまでは行かない。

そこ行くと、さすがは、われが倉木麻衣さん♪

麻衣さんはお天道様[晴れ]

いつもそばにいて、ご覧になっています☆

素晴らしき哉、まいけー!!

ストア派の、さらに上行く普遍愛[ハートたち(複数ハート)]

 

というようなことを、倉木麻衣のMai.K Diary-livedoor Blogを読んで触発されて、思ってしまった。

よし、三日後にはTBしてみよう[晴れ]  ← この、独特の「間(ま)」が絶妙[たらーっ(汗)]

ちなみに、小人閑居して不善を為す という言葉もあります。

大犬閑居してグータラになる? という危険性もある。

気をつけましょう。


コメント(2)  トラックバック(0) 

コメント 2

WATARU

なるほどなるほど…
実はストイックの意味がよく分からないまま読んでいたのですが、
難しい説明でしたけど分かった気がします。

それにしてもドブさん、中学生から哲学書ですか。
や、やりますね…。
流石です。
by WATARU (2008-10-21 23:57) 

oosumidream

◎WATARUさん♪
こんばんは☆
>ストイックの意味
上に書いた「妻を、母を亡くして、その翌日から、黙々と早朝ランニングを続ける父息子」の姿をストイックと評した書物(評論)を読んで、はじめて感覚的につかめたように思いました。
禁欲的、なんて言葉では把握できないステイトと思います。
だって、それは、感情を自ら支配し、行動を完璧に自律する、ある意味の「快」であり、真の意味で「存在」するのですから。
そして私は、高田好胤師の
『かたよらない心
こだわらない心
とらわれない心
広く広く、もっと広く』
という言葉をすら思い浮かべてしまうのです。
これはまさしく、倉木麻衣師の教えでもあります。
そして、こたび、倉木麻衣師がストイシズムを語りしは、ここに一本の糸が繋がったかに思えました。

>それにしてもドブさん、中学生から哲学書ですか。
文学書に倦み、世界の本質を直接鷲掴みしたくなったのです♪
ですが、それはソフィでは叶いませんでした。
by oosumidream (2008-10-22 22:35) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。