シェイプアップ器具の恐怖 (◎o◯;) [家電品]
昔、「ダイエット」という言葉は、広くは「食餌療法」であるとか、狭めて「食事制限による減量」という意味でしたが、今般、「ダイエットマシン」という言葉があるように、「シェイプアップによる減量」という和製英語に変装してしまいました。
ついでに言うならば、「マシン」というのもいかがなものかと。
機具、機器、機械ではなく、器具、道具、ツールといったほうが相応しいように思います。
テレビショッピングで、そのような、「ダイエットマシン」の販売が行われています。
一番怖いと思ったのが、強制振動器具。
基本は、痩せたい場所に装着した器具が電動で高速振動するもの。一分間に5000回という説明でした。
望んで振動病にはなりたくない。
白蝋病という病気があります。
チェーンソーを生業として使用される方や、配達などで不整路を自動二輪車で長時間走行される方に多発していました。
現在は、チェーンソーや自動二輪車の改善、道路舗装率の向上等により、聞かなくなったように思いますが。
それから、腹部を強力に振動させて怖いのは、胃下垂でありましょうか。
私は、朝食後に走って出勤し、夕食後に走って帰宅しておりますので、胃下垂には注意しています。
腹筋に意識を置き、かつ、低速(無理しなくても低速)で走ることで、対応しているつもりです。
しかし、一分間に5000回の振動でやられますと、胃下垂云々よりも、腹部無茶苦茶という気がします。
各臓器は大丈夫なのでしょうか?
それから、昔、金魚運動器というのがあって、知人で購入された方がありました。
私は似たようなことをやっていました。つまり、仰向けに寝て、真っ直ぐ30度くらい脚を上げて、思いっきり左右に振れば、前の腹筋にも横の腹筋にも利くよい運動になります。100回~200回もやれば十分かなと思います。
これを、電動で強制的にやられたら、腰や膝が心配です。
昔、ロデオマシンのような運動器具がありました。
馬の鞍を模した椅子が前後左右ランダムふうに動き、鞍から落ちないようにすることで腹筋を鍛えるというものです。
これを買った人は知りませんが、私は、遊びとして面白そうな気はしました(汗)。
でも、これも腹筋を鍛える、ということなら、何もランダムふうでなくてもよくて、ならば、背もたれのない普通の椅子に座り、自分で上体を大きく前後左右に状態を振り、そしてそのまま椅子から落ちないよう、全力で反対方向に力を入れて動かせば、相当の鍛錬になると思われます。
疲れたら、止めればよろしい。これも、200回くらいで。
あと、体に電流パルスを流して筋肉を動かして運動させるものもあって、これは効果がありそうだけど、人体は大丈夫か?
シェイプアップ器具でも、電動式ではなく、自動式(オートマティックではなく、自分が動き動かす、ということ。)であれば、危険度が低いような気がします。
ちなみに、腹筋運動のバリエーションとして、既述の、脚上げ横振りのほか、
脚上げの状態からさらに腰上げ、
上体上げの状態から上体を横振り、
脚上げ下ろし運動に加え、左右反転、
横向き上体上げ、
横向き下肢上げ、
うつ伏せ腰上げ、
仰向けで腹部に鉄アレイを乗せて腰(腹)上げ、
鉄アレイを胸の載せて普通の腹筋、などなど。
普通の腹筋も、腰部に枕や座布団を敷くなどして高くすれば負荷が大きくなり、また、上下に位置を変えることで利く部位も変ってきます。
いろいろ工夫してバリエーションを豊富にすると、飽きるどころか、楽しくなります。
どういうわけか、腹筋は割れないが(回数をやりすぎて、筋肉が発達しないから?)、グッドシェイプになりつつあると感じております。
臍の位置では筋肉が太くなるので、健診でのメタボ測定にはあまり効果は表れないと思いますが、臍より上部の一番細い部位は確実に細くなります。
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