弔う死 トムラウシ遭難・・・

大雪山系トムラウシ山遭難事故は、近年稀に見る悲惨な遭難事故であったと思われます。

滑落事故、雪崩、あるいは自然の予想されざる超峻烈過酷な侵襲というより、運営の不手際による人災という印象が拭えません。

遭遇した他のパーティの登山者が遭難せず下山できていることからして、このツアーの運営に間違いがあったことは否めないように思えます。

中高年の登山者が、低体温症で次々に亡くなっていく状況は、地獄図絵というより、恐怖絵巻です。

そこに居合わせれば、単なる底なしの恐怖ではなく、冷え切った絶望感とでも言うのでしょうか。個を超越した宇宙的視野にさえ到達するのかもしれません。

　

我が身を顧みますと、苦行嗜虐症、悪天候ほど嬉しく、苦しいほど楽しい。

雨中には傘差して飛び出し、雪中には手袋して走り出します。

でも、行程はたかだか２～３時間。

しかも、苦しくなったら携帯電話でタクシーを呼べるロケーション。

通勤も、台風では歩いて出かけますが、雷の激しい時は車で出かけます。

やはり安全第一。　

　

登山。

山頂を目指し、到達した時の達成感というものは大きいのでしょう。

ちょっと・・・。

　

トレイルランニング。

山を数十キロから百キロ超、走って巡るスポーツ。

山頂を目指すものではなく、山路（トレイル）を駆け巡る。

私にとっては、登山よりはわかりやすい。

でも、そんなに長距離を走るのは・・・・。

　

私、基本的に、自宅出発、自宅帰参。

近場を気分に任せ、チョコチョコと走り回る。

あの角を左折しようか、右折しようか、直進しようか？

ここからしばらく歩こうか？

休憩は、基本的に公園。

競技には興味がない。

どこかに到達する達成感もあまり重視しない。

要するに、適当でいい加減。

遠くには出かけない。

億劫だし。

倉木麻衣さんのライブに行かないのも、ライブ会場の雰囲気に馴染めないことに加え、遠方に出かけるのが面倒だから。

　

飛行機で遠征してまでの本格登山。

中高年、ハマりすぎ、頑張りすぎではないか？

同年代として、やはり違和感を覚えます。

　

適度のがんばりと、安全第一で、無理せず張り切りすぎず、ほどほどに長生きしましょう♪

コメント 4

こんばんは、ドブさんの考え方が分かります。まあ、僕は基本的に自分の体を虐める？ことが苦手です。苦行とか、そういうものに向かないタイプでして。なので、登山も子供の頃の遠足か、地元の標高６００mくらいの山しかないです。

最近、登山される方が多いです。もちろん海で遭難する方と同じくらい危険なんだと思います。安全を考えた生き甲斐のある旅でないと、人生は怖いです…
by hide574 (2009-07-20 20:48) 

◎hide574さん♪
標高６００ｍの山って、けっこう凄いと思いますよ。
鹿児島で通っていた職場の標高は、聞けば１００ｍ程度だったらしく、たいしたことはないのですが、それでも急坂で、駆け上ることができず、途中で歩いていました。下りは猛スピードで駆け下りてましたが。
本格的な登山は怖いです。
手も、足も、あごも使って山肌に喰らいつき、それでも進退きわまって、膠着状態ってのはけっこう恐怖です。
市街地と聞いて急遽参加した行方不明者の捜索では、割り当て場所が山で、スーツ姿で滑落しかけましたし。
海も山も苦手です。
緩やかな丘陵が好き☆
by oosumidream (2009-07-20 23:42) 

お世話になります。とても良い記事ですね。
by ルイヴィトン 公式 (2013-07-04 10:12) 

突然訪問します失礼しました。あなたのブログはとてもすばらしいです、本当に感心しました!
by バーバリー (2013-08-03 12:59)