ワールドカップ2010! [国際文化交流]
放送中のNHKスペシャル「FIFA ワールドカップ 第2回 日本代表いざ戦いの舞台へ」を観ながら、ワールドカップへの想いを振り返る。
日本代表は、ドーハ辺り(第15回)からワールドカップ出場に現実味が出て、次の第16回の初出場から今回第19回まで連続出場を果たすわけである。
日本国民の多くは、そのような状況の中でワールドカップ、日本サッカーというものを見ておられることであろう。
ワールドカップの出場枠が、地域平等性を考慮した現状。
ワールドカップ出場国より遥かに高い実力を持つ国が数多(あまた)存在し、歯噛みする。
私は、第8回イングランドワールドカップ大会(1966年)、第9回メキシコワールドカップ大会(1970年)、第10回西ドイツワールドカップ大会(1974年)くらいしか知らない。
西ドイツ大会は、テレビ放送はなかったものの、新聞報道などで大いに盛り上がったもの。
メキシコ大会の、イングランドvs西ドイツ→西ドイツvsイタリア→イタリアvsブラジルの死闘のトーナメントは壮絶凄惨のトーナメントであった。
第6回スウェーデンワールドカップ大会(1958年)はさすがに認識できておらず、世界サッカーの史上最高の名手、キングペレの17歳の世界デヴューを見逃している。
今でも、
アジア、アフリカから出場することも大変なことであるし、出場権を得た国が素晴らしい実力を持つことは確か。
しかし、特別枠のようなものではある。
そういう意味での北朝鮮の奇跡であった。
2002年の日韓共催大会で、地の利「等」を生かし、日本が一次リーグ突破を果たし、韓国がベスト4となったことで、韓国、日本を始めとするアジア人の感覚は麻痺する。
韓国も日本も、ワールドカップスタンダードのレベルではない。
諦めることはないが、驕ることもない。
今般、アフリカ。
また、面白い風が吹き、運が味方し、偶然も続けば、いい結果を残せる可能性もある。
しかし、そのことで、進歩が止まったり、アジアのサポーターがサッカーの底の深さを誤解したり、驕ったりするようになるのであれば逆効果。
心を鬼にして、ここはひとつ、全力を挙げて実力を発揮するが実力どおりの結果で終わり、明日からのさらなる精進の大きな原動力となることを期待する。
かつては、「ワールドカップ」に「FIFA」は付けていなかった。
「ワールドカップ」はアソシエーションフットボールの世界大会以外にないから。
他の競技の世界大会は、ワールドカップ◎◎とワールドカップの後に競技名が付く。
ジ・オープンは、ゴルフ。
頑張れっ、サガン鳥栖っ!!!
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