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「ビースト アルファ」の不思議 [妄言妄語]

ネットニュースに、
次世代スーパーカー「ビースト アルファ」世界初公開 という記事が出ていました。

いろいろある中で、短い記事を無断転載すると、

米国の新興メーカーである「レズバニ」は、次世代スーパーカー『ビースト アルファ』をワールドプレミアした。
ロータスのアルミフレームを採用、ホンダ「NSX」を彷彿させるフロントマスクを持ち、アグレッシブなデザインに仕上げられている。
また、ドアを前にスライドさせる斬新な「サイドワインダードア」も注目だ。
パワートレインには、ホンダ製2.4リットル直列4気筒エンジンを搭載、最高馬力は500psを発揮する。
884kgという軽量ボディにより、0-100km/h加速を3.2秒、最高速度281km/hというパフォーマンスを実現している。

「ビースト アルファ」
ビースト・アルファ.JPG SPACE1.jpg   

ちなみに、この車のオリジナルモデルは、英国社「アリエル」の軽量運動車「アリエル」をベースに製造された車「レズヴァニ・ビースト」で、ホンダ製の2.4L直列4気筒スーパーチャージャーエンジンを搭載し、最高出力は500ps、車両重量は748kgで、最高速度は266km/hとのこと。

このベース車自体が既存車の改造車なのですね。

さらに、ベースの「レズヴァニ・ビースト」と改造車「ビースト アルファ」は、フレームとボディは別物とのこと。エンジンは同じらしいです。

普通、改造車っていうのは、フレームとボディは共通強化版で、エンジン・足回りが大強化というイメージなので、不思議。

で、ベースの「レズヴァニ・ビースト」に比べ「ビースト アルファ」は車重が1000kg重くなっている。

で、最高出力は500psと同じ。

しかし、「ビースト アルファ」の最高速度は281Km/hということで、ベースの「レズヴァニ・ビースト」の266km/hを15km/hも上回っている。

空力性能の関係でしょうね、きっと。

ギア比の関係もあるのか?

それはそれとして、100kg重くなったとは言え「ビースト アルファ」の884kgは極めて軽量。

でありながら、「最高速度は281Km/h、0-60mph(0-96.5km/hに相当)加速は3.2秒」というのは異常に遅いのではないか?

コルベット Z06は最高出力659psに対して車重が1600kgを超えるが、0-60mph(0-96.5km/hに相当)加速は2.95秒となっていますものね。

同じ感覚で考えると、最高出力500psで車重が884kgなら、0-60mph(0-96.5km/hに相当)加速は2.40秒くらいかなと。

また、最高速度は350km/hくらいは行くでしょう?

最高速度は、軽量が仇となって空気抵抗に負けてしまうのでしょうかね。

もともとの「アリエル」の500ps、748kgというのは驚異的な数字ですけれど、機械的スペックで運動性能は推し量れないものなのですね。

まあ、この「途轍もなく機械的性能を生かし切れていない」感が堪(たま)らないというマニア(マニアックS?)の方も多いことでしょう。

購入後に改善するという方にとっては、「伸びしろの大きさ」で垂涎の的となるかもしれません。

「アリエル」は別として、「ビーストアルファ」と「コルベット」どちらも同じトランプ米国内製ですが、私のような一般庶民にとっては、お値段も含めて、断然コルベット Z6が「買い」に思えます。


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