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金木犀の香せり 秋がまた来る [暮らし]

長崎出張から帰還し、鹿児島市電郡元電停から歩いて戻りしに、微かに金木犀の香せり。

長崎は既に秋であった。

其(そ)は涼やかな風に在り。

鳥栖は既に秋であった。

其(そ)は爽やかな鳥栖スタジアムの風に在り。

 

翻って、鹿児島中央駅に降り立つと、長崎とは体感で5℃以上の有意の温度差。

人は此れを秋とは言うまい。

と、思うて住まいの宿舎の敷地に入りざま、微かな香が鼻をくすぐり、記憶を呼びさます。

記憶とは、10月の記憶。

10月は黄昏の国 とは、内容から付けられた意訳とのことですが、素敵です♪

 

金木犀の香せり 秋がまた来る

金木犀は10月生まれにとって特別な意味を持つ、と思うは儂のみか。

 

冷涼の長崎も鳥栖も秋と観ぜたが、其の香なき秋也。

暑き薩摩は。


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