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今宵の親切は危険な自己満足? [交通安全・マナー]

帰途。

キャップに3連光芒ヘッドランプ。

DSC01072.JPG

商店街の交差点、信号待ちの車の列に、ボールがコロコロ。

追いかけてきた小学生の男の子二人。

さらに、ちょっと離れて、それを心配そうに見てる数名の男の子。

ボールは信号待ち中の先頭から二台目の車の下へ。

 

ドブの前世は犬だったのかも知れない(空も恋しいが、鳥ではなかったのかも知れない。)。

ボールが転がっているとじゃれたくなる。

 

というわけで、通りすがりの老怪装、子どもたちに待ったをかけ、それからボールを跨ぐ車のドライバーにも待ったをかけ、車道中央側から車の下に半身潜り込む。

同車のドライバーから、「大丈夫ですか?」という声。

この車が動いても怖いが、横を別の車が通過すれば、それも怖い。

幸いにも手が届き、横を通過する車が来る前に素早くボールを掴むと、その車のドライバーに会釈して、歩道で待つ子らにボールを手渡す。

テニスボール。硬球。

「ありがとうございます♪」と、子どもながらに、ちゃんと丁寧語でお礼を言ってくれると、嬉しい。ちゃんと育っていることが。

「気をつけてネ☆」と言い残し、帰途を急ぐ。

 

親切の押し売りではないが、好きでやってるという感が拭えない。

人のために何かをして、それを感謝されるのは嬉しいことである。

それで嬉しくなるのは、自己満足かもしれなくて、とてもストア派などと言えた義理ではない。

 

それに、これで私が車に撥ねられたら、子どもたちも後味が悪かろうに、つい、軽率なことをしてしまう。

でも、子どもたちが車に撥ねられるより、老い先短いドブが撥ねられたほうが一等よい。

 

というより何より、咄嗟に体が動いてしまう。

だから、前世は[たらーっ(汗)]


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