MV視聴段階で、よいな♪ と思う" touch Me! "☆ [倉木麻衣]
「touch Me!」のミュージックビデオをネット上で試視聴したところ、とてもよかった。
よい歌です。
いや、浅学菲才のあたくしにゃあ、いい悪いはわかりませんが、好きな歌です。大好きなような
情念の演歌、怨歌、艶歌☆
暗黒的情念を歌い上げるのは、聴いてて心地よい♪
楽曲「PERFECT CRIME」 とよく似た匂いを感じるのです。
ちなみに、「PERFECT CRIME」 はとても好きな曲です。
歌詞の全体像も掴めないうちに、いや、聴いた途端に強く惹かれました。
メロディ、というより、倉木麻衣さんのコブシの利いた、ドスの利いた歌い方が鮮烈でした。
立命館大会のDVDで視聴したのですが、強い印象を受けつつも曲名はわからなかった。
で、同梱の印刷物で、順番を確かめながら曲名を確認した覚えがあります。
これは自分も歌いたい、と思って、ちょっと練習いたしました。
イメージとして、泥水を啜り、屍肉を貪り、辛酸の中から出口を模索してあがく、強烈なエネルギーを感じて、深く共感しました。
自分にとって、戦いの前に気合を入れる曲でもありました。
「touch Me!」は、同じような匂いを、もっと強く感じます。
メロディ、というより、倉木麻衣さんの、魂の叫びを絞り出すような美しくも哀感のある、凄味のある歌い方に強烈に惹かれます。
歌詞も、「PERFECT CRIME」 とは違った意味でインパクトがある。
よりつらく、悲惨で、不安で、弱気な感じが刺激的♪
だとすると、肌の露出が高い衣装は曲のモチーフに合っているかな。
「PERFECT CRIME」 は気合の入った「カッコいい」系の、言わば戦闘服が似合いそう。
「touch Me!」は、無防備な状態、自分をさらけ出した丸裸のイメージが合ってそうです。
ですから、露出度の高いことの意味は、「セクシーさ」ではなく、「弱さ」、「危うさ」、「無防備さ」を表わしているのかな?
と言いつつ、「天城越え」も連想するので、麻衣さんが和服姿で歌うソウルフル怨歌というのもいいですねぇ。
和服がとてもよくお似合いで、儂等が陶然とするほどにお美しいと想います。
「touch Me!」、何枚も買っておきたい作品です。
好きな歌い手さんが、好みの歌を歌われるのですからネ 何枚でも
ところで、MVのあの衣装、そんなに露出度の高い、品の無い、過剰にセクシーなものとは思えません。
普通に品があって、美しくスタイリッシュな倉木麻衣さんに似合った良い衣装だと思います。
でも、福岡大会の開演曲の衣装のほうがよりいっそう好きだなぁ・・・。
あれは本当にとてもセクシーでした(゚▽゚;)ゞ
年の瀬の床屋にて♪ [暮らし]
昨日は、夕刻に近い16時頃、正月に備えて床屋さんに行ってきました。
懸念していたとおり、2席は埋まり、かつ一人の順番待ち。
平常だと、大将が一人、所在なさそうに(徒然と つれづれぐさかっ!!)新聞読んでいる。
そこを急襲すると、
まれびと来たれり、来たかドブちゃん待ってたほい、とばかりに、
そそくさ + いそいそ + てきぱき と準備をして、作業に取り掛かってくれるのですが、
きょうはそうもいかんて。
大将が、時間かかるよ、という顔をしたので、これはイカンと。
すかさず、「待たせてもろおてもよろしゅ御座りましょーか?」と。
なにせ、散髪手は大将ひとり。
奥さんがこまごまと手伝うが、鋏は使わない。
持参の老眼鏡と文庫本を取り出し、リディングタァーイムッ!
途中、一回、公園のトイレまで小用に(^o^)ゞ
文庫本一冊を読みきる前に順番が来た。
ちなみに、きょうのお客さんの年齢層は、なんと驚きの40歳代の人が一人いた以外は、全て70歳超過。
たぶん80歳を超えた方もおられた。
だいぶん足腰が弱っておられて、家人の方と大将が店の車椅子に乗せて、玄関に横付けされた車までお連れしていた。
このご時世、車椅子常備の床屋さんって多いのかな?
こういう高齢者専用の床屋さんはカットがしぶい。喩えれば、いぶし銀のような♪
だから安心できるので、ドブの行きつけにしておるわけです。
作業椅子に座ると、まず大将の奥さんがセットアップなされる。
大将は、隣の席のお客さんをカット中☆
大将の奥さんとは、年の瀬にちなんだ世間話を交わす。
隣のお客さんが終了して、私のカットが始まる。
いきなり大将が、福岡、どうでした? と切り出す。
え?
あ、そうか、前回の散髪の時、福岡公演の話をしていたんだっけ。
たしかそんときゃあ、
大将、前から三列目で、演者からも見えるから、気合入れてカットしてチョ♪
というような話をしたなぁ。
で
よろしゅう御座りましたよ、
歌声の張り、転がり、色艶も申し分が無く、間近で笑み御尊顔も満堪能、
隔間空高手擬触接も好時宜実行♪ と。
ほほお、そりゃあよろしゅう御座りましたのぉ☆
というような会話とともに、髪切り作業が進む。
臨席の70歳代のお客はタクシーの運転手さんらしいが、言葉遣いが丁寧と言うか、きちんとしていて、それだけでこの方の人格が偲ばれる。
内容も品位があって質が高く、興味深く拝聴させていただいた。
とてもではないが、私の浅薄な見識と汚泥の人格では会話に入って行けないと感じて、ちょっと萎縮してしまった。
萎縮したフリをすることは商売柄多いが、実際にそう感じることは滅多に無い。
でも、博識・高潔でありながら気さくな人柄と感じたので、本当はお近づきになりたかったなぁ・・・
そうこうしているうちに、大将の作業は進む。
今夜は速いな、
すぴーど すぴーど 窓の外、畑も飛ぶ飛ぶ 家も飛ぶ♪
やっぱ、込む日は、出来上がりが ちょっと不安。
いつもの3分の2くらいの時間で終っちゃった
さあ、これから仕上げ、と思ってたら、そこで終りだったのだもの・・・。
来た時は陽が差していて、シャツ2枚だったけど、終わった時はネオン瞬(またた)く夜の街。(煌かないのか、と?)
となっていたので、準備よく持参の(儂のリュックにゃ漏れがない☆)ユニクロのジャケットふうフリースを羽織る。
おお、夜はけっこう寒風吹きすさぶ。
九州の極寒、福岡には比べるべくもないが、沖縄より寒いと言う鹿児島の寒冷を初めて実感したのであった。
ボルネオに生まれ、タヒチに育った
かのような寒がりのドブには、気温15度は堪(こた)える
そのような、年の瀬の 浮世床