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台風の出来事 [暮らし]

20199月22日(日)は、台風接近の影響で風雨が強くなりました。
日曜日でお休みではありますが、安全のため、そして右膝の休養のため、お散歩はお休みです。
 
その代わり、と言っては何ですが、出勤して「火だるま状態の仕事」の鎮火にかかりました。
車がないので日曜日といえどもバス利用なのですが、平日とは運行時刻が異なります。
端的に言えば、朝が若干遅い。
そういうわけで、職場に着いたのは8時16分となりました。
構内巡回の警備員さんも、台風がひどくならないうちに帰ったほうがいいですよ、と言っていましたが、次から次へと課題が見つかり、正午時点では先が見えません。
しかし、照会する相手がみんな正規勤務(土日は休み、と言う意味)者なので、午後4時頃には八方ふさがりとなり、あとは連休明けに頑張るしかないと諦めがつきました。
幸い、夕方も路線バスは正常運行しており、午後6時前には自宅に辿り着くことができました。
 
帰りのバスで、ちょっと事件が起きました。
途中の或るバス停でバスが停止し、左側中ほどの乗車用扉が開きましたが、誰も乗って来ません。
運転手さんが拡声器で、「ご乗車されますか?」と訊いたので、右側の低床座席に座っていた私には見えませんが、人がいる模様。
どうしたのかな?と思っていたら、車内左側中後部から、複数の乗客から、「あ、あぶない!」という声が上がり、二人の乗客が乗車用扉から車外に飛び出しました。
そして、顔面に出血のある老婦人を抱き支えて乗車してきました。
察するに、バス停のご婦人が、バスが止まっても強風で動けず、動けないどころか風に煽られて顔面から転倒してしまった模様です。
不幸中の幸いと言うか、顔面の出血は止まっていたようですが、転倒の影響か年齢のせいか、とても体調が悪そうです。
救助収容した人たちはとても心配して運転手さんや他の乗客も含め、協議していましたが 、負傷の程度自体は軽微と判断され、運転手さんがご婦人の目的のバス停まで責任をもって送り届けりる、と言うことで落ち着きました。
 
私は、自分が何の行動もせず、発言もせず、ただの傍観乗客であったことをとても恥ずかしく思い、また、悲しく寂しく感じました。
少なくとも10年前であったらそんなことはなかった。
老衰に伴う気力と体力の衰えとは言え、自分の在り方について考えさせられるショッキングな出来事でした。

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