DIKA WEN という万年筆屋さん♪ [国際文化交流]
このところ、中国産のずっしり重い格安万年筆に嵌(はま)まっているところでありまして、JINHAO古代の銀と赤ドラゴンヘビー112g、JINHAO黄金のドラゴンヘビー142g 、JINHAO 650 木製58g(標榜65g)と、立て続けにJINHAO3本を中国AliExpressから購入(一気に、ではなく、時間(日にち)差はありますが。)。
古代の銀と赤ドラゴン 黄金のドラゴン 古代の銀と赤ドラゴン 黄金のドラゴン
← JINHAO 650木材万年筆(これは商品サイトの画像。因みに、日本では、驚愕の132,724円で販売されています。)
格安とは言え、中国から日本への
輸送料もタダではなくて、幾ばくかはかかります。
3品の輸送料込みの購入金額は
6,137円と、ほぼ一週間の食費総額
に匹敵するほどの大散財でありまし
た。
過ぎた道楽は、身を亡ぼす。死し
て屍拾う者無し。
飲む打つ買うの三拍子揃ったほう
がまだましとも言えます。
かくなる上は、身の程を弁えて、 少しは身を慎まねば。
にも拘わらず、その舌の根も乾かぬうちに、またぞろ浪費の虫が騒ぎ出し、今度はDIKA WEN に手を出しました。
まず、DIKA WEN 8012 \430(送料込み)。
二週間置いて、DIKA WEN 8025 \823(送料込み)。
この2本は格別には重くなくて、実測で前者が52.70g、後者が52.15gでした。
0.65gの差は、たぶんコンバーターのインク充填量の差ではないかなと思います。
では、この2本の万年筆、同効(工)異匠の品かというと、どうもそうでもなくて、書き味は違うし、重量バランスは違うし(バランスについては、計測したわけではありません。)、それぞれ違った、別の趣があります。
具体的に言うと、ニブは両者とも0.5mmで、数値なりの線幅。インクフローも良好で、過度なまでには滑らかではなく、しっとりとした落ち着きのある書き味です。
そして数値なりの線幅ではありますが、8012のほうがより硬質で剛性が高く、8025のほうがよりソフトで筆圧に応じて細字から中太まで書けそうです。
どちらもjinhao の特異的にウルトラヘビーな重量に比べると、普通の万年筆よりちょっと重い、という程度で、右手指の極度の負担もなく、快適に無駄書きが堪能できます。
このクオリティで、送料込みで430円、823円というのは、ちょっと驚異的で、中国文化、恐るべし。
8025 8012 8025 8012