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歩きスマートフォン [交通安全・マナー]

 人はスマートフォンを使って、何をするのでしょう?

 私は、外出時、携帯電話を携行することがあります。それで、極稀(ごくまれ)に人から電話がかかってきたり、出先で必要が生じ、自分から電話をかけたりすることがあります。めったにないことですが、備えあれば患いなし、です。

 所有しているのはスマートフォンではなく、普通の携帯電話で電話通話以外の機能は一切使いません。写真撮影も緊急の場合以外はやりません。メールやデータの送受信は、自宅のデスクトップパソコンを使って行います。

 歩きスマフォ、自転車スマフォ、自動車運転スマフォなど、戸外は危険が一杯です。

 あるとき、歩道を歩いていると対抗方向から自転車が突っ込んできました。猛スピードではなかったので、塚原卜伝ではありませんが、両手で自転車のハンドルを掴み強制停止させ、衝突を免れることができました。寸前までその男子高校生は小型の携帯端末状のものを覗き込み、進行方向を見ていませんでした。普通の速度の自転車だからこれで済みましたが、自動車や速度が出ている自転車で突っ込まれたらこうはいきません。 


電車にはねられ女性死亡“歩きスマフォ”で…(7/14() 18:42配信Nippon News Network(NNN)


先週、東京・板橋区の東武練馬駅の脇の踏切で、帰宅途中の31歳の女性が電車にはねられ、死亡する事故がありました。当時、女性は、警報音が鳴る中、踏切内に立っていたということです。

 警視庁は、女性が自殺を図ったのではなく、事故だと判断しました。なぜ、女性は踏切の外に出なかったのでしょうか?

 警視庁によりますと、女性は、遮断機が下りてくる前に歩いて踏切内に入りました。しかし、その時、「スマフォを見ていた」というのです。
 すると、女性が踏切の出口にさしかかったところで警報音が鳴り、遮断機が下がると、女性はその場に立ち止まりました。
 
 女性はそのままスマフォを見ていて、左側から来た電車にはねられたということです。


警視庁によりますと、女性はスマフォに気をとられていて、“踏切の外にいると思い込んだ”可能性があるということです。(ネット記事から抜粋)


「スマフォに気をとられていて、“踏切の外にいると思い込んだ”可能性がある」

 私はスマートフォンを所有しないのでわかりませんが、そんなに盲目的・環境途絶的なまでに没頭するほど、スマートフォンで何をなさっていたのでしょうか?

 お亡くなりになった方を謗るものでは決してありませんが、外出して移動する際に、周囲に目を配る以上に大切なことがあるのでしょうか?
 
 私が自動車運転免許を取得して以来変わらず守っていることは、一定以上に体調が悪いときは、自動車を運転しない。運転する以上は、運転以外のことはあまり考えない。特に、難しいこと、悩みごと、とても嬉しいことは意識して考えない、ということです
。自動車を運転中は、運転業務に専念する。

 道路交通法第70条の「安全運転の義務」は、言外に、運転中は運転業務に専念する義務があるということも意味していると思います。

 歩行は自動車の運転ではありませんが、公の交通路を歩行移動する際には、安全な「歩行業務」に専念するべきでありましょう。


 不幸にもお亡くなりになった方の死を悼み、謹んでご冥福をお祈りいたします。その瞬間、想像を絶する恐怖であったろうと拝察すると、激しく胸が痛みます。


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