インク汚れと思ったら、ただの鼻出血♪

　最近老眼が亢進してきて、近くのものがよく見えません。こんな具合だと、次の運転免許更新の適性検査が心配です。

　ただ、５年前に多発性脳梗塞症を発症したため、運転免許更新の際には専門医の専用診断書を提出することが義務付けられていますので、これを大きく取り上げ、老眼検査の目眩ましに使えそうです。

　そういうことで、近くが見え難いものですから、万年筆のコンバーターにインクを充填する時に、インク瓶の傾け方等に失敗して手指を汚すことが屡々です。

　だいたいが、手指はBlue Blackにそまるのですが、PILOT コクーンボルドー と、Jinhao X４５０ ボルドー と、Wing Sungマットパープル だけには紅桃系のボトルインク ⇒ PILOT 色彩雫  躑躅 と PLATINUM ミクサブル21 シクラメンピンを入れているので、これらにインクを充填する際には、時として手指が真紅桃に染まることがあります。

　　　　　　　今今朝ほども、ふと掌を見ると、鮮やか濃紅桃色に染まっています。ああ、またやってしまった、インク入れに粗相をしてしまったと反省します。

　しかし、つらつら考えるに、さきほどコクーン ブルーのコンバーターに充填したのは、 Wancher Original IMARI Blue だったような・・・。

　はっと思って鼻の下をそっと触ってみると、ヌラヌラ。その手指には、濡れた濃紅桃色の液体。

　３年半前に発病した再生不良性貧血（これは大学病院外来の消化器内科定期受診の際に、主治医が、私の血液検査の結果を見て血小板の数が正常値の２０分の１以下であることに気付き、院内の血液腫瘍内科に緊急コンサルしてくれて発見されたもので、即時緊急入院となったものです。）の一態です。

　下肢深部静脈血栓塞栓症と多発性脳梗塞症の再発防止のために抗血液凝固剤を大量に内服していますが、実のところ、血小板が極端に少なく出血し易く止まりにくい中でのエリキュースの服用は、前門の虎、後門の狼状態であります。

　ということで、インク汚れと思った手の染まりは、鼻出血の痕でした。