「ONE LIFE」の曲と曲 花と花(東京おりむぴつく三波春雄先生)♪

倉木麻衣、入魂丹精にして、宇宙音楽史上驚愕至高のNEW ALBUM 『ONE LIFE』の収録曲に、

Season of love　という曲と、secret roses　という曲があって、2007年も大つごもりも近い年の瀬の発表当時、その組み合わせの妙に驚いたものだった

 

Season of love　は、「京都迷宮案内」の主題歌として流れた時から、強く熱く心を掴まれた曲でありました。

深く広い普遍愛に満ちた魂救済の楽曲に感じ、激しく感動するとともに、しかし、その、あまりに真正面な真摯さ、重さに、そしてMVにおける麻衣さんの姿にある種の危惧さえも覚えるほどでありました。

そこまで向かい合うのは辛すぎる、と。

私くらいの年になれば、何がなにやら、いろんな辛酸を舐め、絶望と転回(希望ではなく)を繰り返し、まあ、多少の耐性はできて、楽しめる楽曲ということになるのですが、多くを占める若いファンの方々にはちょっとキツ過ぎるかもしれないという漠とした危惧もありました。

そういう意味で、日本の私小説的ではない、欧米かっ的な芸術性を感じました。

例えは変だけど、中学生の時に「悪霊」（ドストエフスキー）にハマる時の、魂の危機と好機♪

正面から向き合い対峙し、直視し乗り越えるには、あまりに強く大きなテーマ。 

やはり、重すぎるので、心は防御機構を働かせ現実逃避します。ということはありえる。一時的にせよ。

 

secret roses　は、ＣＤで聴いた瞬間に心に響き、いきなり魂を掴まれた魅惑の世界。

儚く曖昧模糊の、心地よい受動世界。夢野久作の「胎児の夢」の世界を彷彿とさせるではありませぬか（させません）。

それからまた次の楽曲に続く展開は、アルバム編成の妙でございますか☆

 

コメント 2

自分も最近車でよくsecret rosesとwonderlandを聴いています
聴くほどに味が出てくる麻衣ちゃんらしい良曲です
by クリ (2008-01-20 20:01) 

◎クリさん♪
今度の楽曲群も只者ではなく、罠だらけ、だったり☆
幸せに潜む悲しみ。
勇気と決意に潜む脆弱と逡巡。
希望に潜む暗転。
そしてその逆。
嗚呼、これが人生、ONE LIFE。
人生劇場！！
堪(たま)りません＼(＞з＜)丿
このアルバム、大好きです♪
by oosumidream (2008-01-20 20:57)