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年の瀬の床屋にて♪ [暮らし]

昨日は、夕刻に近い16時頃、正月に備えて床屋さんに行ってきました。

懸念していたとおり、2席は埋まり、かつ一人の順番待ち。

 

平常だと、大将が一人、所在なさそうに(徒然と つれづれぐさかっ!!)新聞読んでいる。

そこを急襲すると、

まれびと来たれり、来たかドブちゃん待ってたほい、とばかりに、

そそくさ + いそいそ + てきぱき と準備をして、作業に取り掛かってくれるのですが、

きょうはそうもいかんて。

大将が、時間かかるよ、という顔をしたので、これはイカンと。

すかさず、「待たせてもろおてもよろしゅ御座りましょーか?[たらーっ(汗)]」と。

 

なにせ、散髪手は大将ひとり。

奥さんがこまごまと手伝うが、鋏は使わない。

持参の老眼鏡と文庫本を取り出し、リディングタァーイムッ![わーい(嬉しい顔)]

途中、一回、公園のトイレまで小用に(^o^)

文庫本一冊を読みきる前に順番が来た。

ちなみに、きょうのお客さんの年齢層は、なんと驚きの40歳代の人が一人いた以外は、全て70歳超過。

たぶん80歳を超えた方もおられた。

だいぶん足腰が弱っておられて、家人の方と大将が店の車椅子に乗せて、玄関に横付けされた車までお連れしていた。

このご時世、車椅子常備の床屋さんって多いのかな?

  

こういう高齢者専用の床屋さんはカットがしぶい。喩えれば、いぶし銀のような♪

だから安心できるので、ドブの行きつけにしておるわけです。

 

作業椅子に座ると、まず大将の奥さんがセットアップなされる。

大将は、隣の席のお客さんをカット中☆

大将の奥さんとは、年の瀬にちなんだ世間話を交わす。

隣のお客さんが終了して、私のカットが始まる。

 

いきなり大将が、福岡、どうでした? と切り出す。

え? 

あ、そうか、前回の散髪の時、福岡公演の話をしていたんだっけ。

たしかそんときゃあ、

大将、前から三列目で、演者からも見えるから、気合入れてカットしてチョ♪

というような話をしたなぁ。

  

で  

よろしゅう御座りましたよ、

歌声の張り、転がり、色艶も申し分が無く、間近で笑み御尊顔も満堪能、

隔間空高手擬触接も好時宜実行♪ と。

 

ほほお、そりゃあよろしゅう御座りましたのぉ☆

というような会話とともに、髪切り作業が進む。

 

臨席の70歳代のお客はタクシーの運転手さんらしいが、言葉遣いが丁寧と言うか、きちんとしていて、それだけでこの方の人格が偲ばれる。

内容も品位があって質が高く、興味深く拝聴させていただいた。

とてもではないが、私の浅薄な見識と汚泥の人格では会話に入って行けないと感じて、ちょっと萎縮してしまった。

萎縮したフリをすることは商売柄多いが、実際にそう感じることは滅多に無い。

でも、博識・高潔でありながら気さくな人柄と感じたので、本当はお近づきになりたかったなぁ・・・[わーい(嬉しい顔)][たらーっ(汗)]

 

そうこうしているうちに、大将の作業は進む。

今夜は速いな、

すぴーど すぴーど 窓の外、畑も飛ぶ飛ぶ 家も飛ぶ♪

やっぱ、込む日は、出来上がりが ちょっと不安。

いつもの3分の2くらいの時間で終っちゃった[たらーっ(汗)]

さあ、これから仕上げ、と思ってたら、そこで終りだったのだもの・・・。

 

来た時は陽が差していて[晴れ]、シャツ2枚だったけど、終わった時はネオン瞬(またた)く夜の街[三日月]。(煌かないのか、と?)

となっていたので、準備よく持参の(儂のリュックにゃ漏れがない☆)ユニクロのジャケットふうフリースを羽織る。

おお、夜はけっこう寒風吹きすさぶ。

九州の極寒、福岡には比べるべくもないが、沖縄より寒いと言う鹿児島の寒冷を初めて実感したのであった。

ボルネオに生まれ、タヒチに育った

かのような寒がりのドブには、気温15度は堪(こた)える[雪]

 

そのような、年の瀬の 浮世床 [ドコモポイント]


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