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欧州産の途轍も無く長い物語・・・ [本]

若い頃、長い小説は長い時間愉しめるから好きでしたが、長すぎて手を出すのを恐れた本が三つあります。

一つは、マルセル・プルーストの「失われた時を求めて」

これは実は読みたかったのですが、財力にも問題がある。

高校時代、「マドレーヌの衝撃」と呼びます。

 

もう一つは、エミール・ゾラの「ルーゴン・マッカール叢書」

これは、作品自体にそれほどは魅力を感じなかったかな。

というのも、「ナナ」や「居酒屋」がしんどかったので、腰が引けていた・・・。

 

三つめは、マルタン・デュガールの「チボー家の人々」

これは、実はあまり関心がなかった。長いことだけに興味があったというところです。

「チボー家のジャック」という形では読んだことがありますが、私の感性にはピンとこなかったので、それっきり・・・。

 

何ですかねぇ、どれもフランスの作家の著作ですね。

 

余談というか、関係の無い話です。

それほど長いものではないが、私はロシア小説のほうがハマりました。

一番のめり込んだのは、ドストエフスキー

翻訳者の米川正夫さんのお名前も脳味噌に焼き付いています。

「悪霊」、「白痴」、「カラマーゾフの兄弟」、「罪と罰」、「地下生活者の手記」等を、エンターテインメント性を感じながら、これらの世界に浸りきって読み耽っていましたが、実は私の人格形成に陰鬱な影響を及ぼしたのかもしれません。

同じロシアの、文豪トルストイの著作に関しては、取りあえず、「戦争と平和」とか、「アンナ・カレーニナ」、「復活」などは読みましたが、特段魅かれるところはなく、感銘を受けることもなかったように思います。

トルストイでは、「イワンのばか」や、民話集が面白かった。

 

因みに、志賀直哉も武者小路実篤も好きでしたが・・・(特に意味のない記述です。)。


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