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ピーコさんのご講演「片目を失って見えてきたもの」 頭髪のこと♪ [地域情報]

昨日、ファション評論家でシャンソン歌手の ピーコさん の講演を聴講してきました。

県と大学の共催の講演会ですので、入場料無料です。

会場は、10年前に 倉木麻衣 さんが ライブ(Mai Kuraki Live Tour 2005 LIKE A FUSE OF LOVEを催行なさり、私も当時の居地 山口は宇部 から駆け付けた ブリックホール でございます。

あのライブからもう10年、感慨深いものがあります(宇部への帰り道は、寂しかった・・・。)。

今の私は、諸般の事情により心ならずも、先週のシンフォニックライブの参加が叶わず、また、10月28日のファンクラブイベント(バースデーライブ)の申し込みも「うっかり」間に合わず、でありました。

      

そのような状況ですが、今回、近所で ピーコさんの講演が行われたので、お散歩がてらに行ってまいりました。

会場に到着されて楽屋に向かわれる途中、と、楽屋から講演会場控室に向かわれるところに、偶然遭遇いたしました。

後で、御年70歳とお聞きしてビックリしましたが、近くで見ると、どう見ても50代にしか見えません(後で、会場で、座長の先生もそのようなご感想を表明されていました。)。

スタイルがいいというか、テレビで拝見するより、スリム、適度にほっそりされているのも意外でした。

いずれも、真剣なご表情をなされていたので、通り過ぎられるまで、黙して深々とお辞儀をしたままでおりました。

芸能人と言うより、文化人ですので、こういう対応が適切と思ったのです。一階席は予約席ですので、当日入場の私は2階席に行きました。

上から見ると、1階席は満席。

2階席は、3分の2強の入りですが、中途を空けたりされているので、座れる席で言うと、満席に近い状態でしたので、立ち見(聴)の方もいらっしゃいました。

1階席の座席数分だけで先着順で予約を締め切り、当日客は、これも先着順により1階の欠席座席、次いで2階席と言うことであったようです。

つまり2階席は全部当日客です。

講演内容は、基本的には全部が漏出禁止でありましょうが(県・大学)、ご本人が、「これは無しネ[わーい(嬉しい顔)][あせあせ(飛び散る汗)]」とコメントされた部分のみがオフレコと理解 ♪

さて、その中で、ピーコさんが左目を摘出なさった後、大変落ち込まれたというお話。

一時は、死 すらも意識なさったとか。

その理由は、片目を無くしたことではなく、再発防止のため(と、当時は信じられ、現在はその効果はないと判明した)術後の抗がん剤治療(化学療法)による  脱毛 であったそうです。

私も、ガンではないが、今夏やっと指定を受けた特定疾患(指定難病)で、脱毛がありました。

最初は別疾患の対症薬ワーファリンの副作用と思っていましたが、その後の他の強烈な諸症状で瀕死となり、即入院、3週間後、三途の川の手前で病気の正体らしきものが見えてきて、峠を越えたというか、河原から引き返すことができましたが。

そう、脱毛は副作用ではなく、当症候群の主症状でありました。

入院前の期間は、髪が抜ける、抜ける。

まず、側頭部がスカスカになる。

そこから徐々に前頭部へ。

芸人の小杉さんのようになったわけです。

長いと余計に見苦しく思い、とうとう丸坊主にしたわけです。

大腸出血のほか、両手両足の爪も落ち、味も超絶的に変になり、これらは全て生活に重大な支障を来しますが、生活には何の支障も来さない脱毛は、精神的には同等の衝撃と落胆を生じます。

爪(形状が変ですが)とともに髪も生えた今でも、不安感は残り、髪はいまだ丸坊主です。

ピーコさんがその精神状態から復活されたきっかけは、毛髪が生え始めたことだそうです。

今はとてもふさふさとした見事な御髪をなさっておられます。

ピーコさんのお話し、全く身につまされるものがありました。

当然、これはご講演の主旨ではありませんので、念のため申し添えます。

さて、私事ですが、発症から入院中、ヒゲも生えず、髭剃りが不要でした。

ステロイド剤が奏功し、爪と髪が生え始め、大腸の出血が軽快するとともに、ヒゲも生えて、1週間に1回、2~3日に1回と髭剃りもやるようになったわけです。

以前は、手の甲などの体毛は余り好きではなかったのですが、この頃は、手の甲の毛が太く濃ゆく長くなるのが嬉しかった思いがあります。

そういうことで、新しい電気髭剃りが欲しいのですが、高いです。

4万8千円とは何事かっ!!!


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