来年に期待?STI創立31周年記念コンプリートカー [インプレッサ]
約2週間前の7月19日(木)、ひっそりと、いつのまにか、STI創立30周年記念コンプリートカーとして、「WRX STI TYPE RA-R」が500台限定で発売され、その日のうちに完売していました。
あまりにも密やかに発売され、即座に完売したので、全く話題にも上らなかったのはSTIにとっても良いことだったと思います。
昨年11月のSTI社長のインタビューの発言の勢いから、STI創立30周年記念コンプリートカーは、RA‣R-5S というネーミングで、最高出力:380ps/7600rpm、最大トルク:48.5kgm/3400-4900rpm、車重:1530kg あたりを予測していました。
その予測値(期待値)と比較すると、7月19日の車は、S208'(エス ニーマルハチ ダッシュ)というインパクトですね。
制作・販売側としても、これに、「STI創立30周年記念コンプリートカー」という冠を付することには、忸怩たる思いがあったことでしょう。
そういう意味で、即座に完売し、そのことで逆に話題にならなかったことが救いかと思われます。
近所のスバル販売店でも全く話題にならなかった、話題も出ず、淡々と日々の業務が継続されていたわけで、社員の方々の思いがわかります。
昔々の22Bの時には、発表前に密かに販売会社に呼び出され、手を上げるよう、かなり熱心な(しつこい)説得を受けたものです。
また、2006年の spec C TYPE RA-R の際には、前年の S204 から1年間、S204 の反省の話があり、連続的に、その決定的解決車としての spec C TYPE RA-R の売り込みを受けていました。
最近、STI特装車は売れ行きがいいので、売り込む必要は無い、という事情もあるのかもしれませんが、売り込むほど熱意を持てない、ということもあると思います。
まあ、今回の特装車は異常に安い。
この値段でこの内容は、と考えるとお買い得なのかもしれませんが、これで「STI創立30周年記念コンプリートカー」と言われると・・・。
車種 項目. |
TYPE RA-R 2018 |
specC TYPE RA-R 2006 |
期待される 31周年記念車 2019 |
Alfa Romeo 4C |
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車重 | 1,480kg | 1,370kg | 1,500kg | 1,050kg | |
最高出力 | 329ps | 320ps | 390ps | 240ps | |
最大トルク | 44.0kgm | 44.0kgm | 51.0kgm | 35.7kgm | |
w/p | 4.498 | 4.281 | 3.846 | 4.375 | |
w/t | 33.636 | 31.136 | 29.412 | 29.412 | |
燃料タンク | 60ℓ | 50ℓ | 60ℓ | 40ℓ | |
変速機 | 6MT | 6MT | 6MT | 6MT | |
税込(円) | 4,998,240 | 4,284,000 | 8,856,000 | 8,490,000 |
というようなことで、話題にならなくてよかったのかも・・・。
トルクウエイトレシオが30を切るというのは、一つの目安ですが、STI 31thAni.記念車と Alfa 4Cが全くいっしょですね。
STI 31thAni.記念車は架空で、数値も架空ですが、たまたま結果的に全く等値となりました。
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