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自動車の驕り 序の章 [妄言妄語]

テレビニュースで、自転車の「ながらスマホ」運転の危険性を特集していました。

私も、広い舗道が自転車用と分離設定されている歩行者用エリアを散歩中、携帯端末しか見ていない自転車に正面から突っ込まれました。

歩行者エリアを歩届きな自転車が走行して来ることは当然気付いていましたが、自転車は私と衝突する前に避(よ)けて自転車エリアに戻ると思っていましたが、前を見ていなかった自転車は真っ向から私に向かってきました。

無暗に避けると転倒の危険性もあり、出血しやすく止まりにくい私としては、転倒は避(さ)けなければならない。ということで、「真っ向幹竹割」、ではなく、「真剣白刃取り」です。

自転車のハンドルの両側を両手で掴むのです。

本来は、腕を捻転して自転車を倒さなければならないのですが、この場合、喧嘩ではなく危険回避が目的なので、自分の股間に自転車の前輪が当たらないよう気合を入れて自転車を止めることが大事です。

自転車の速度にもよりますが、ながら運転をしているような時の自転車の速度であれば、そこそこの筋トレをしている男性なら安全に止めることが可能です。

相手はビックリしますが、相手が悪いのです。

ハンドルは掴んだまま、前を注視して自転車エリアを走行するよう諭して、開放します。

激昂せず、穏やかに、冷静に。

高校生は100%素直に謝ってから去っていきます。

遭遇例は稀なのですが、高齢になるほど始末が悪くなります。私も段々と激昂します。

夜は、擦れ違いざま、異常者が薄闇に紛れて突然凶刃を振るってくる可能性は想定しながら散歩をしていますので、ある程度の覚悟はできています。しかし、法的な問題は起こしたくないので、行動はかなり慎重に自制します。


ちょっと余談的ですが、かつて、九州外の大きな組織にいた時、顧客対応(営業・接遇・保安担当管理職として)中、その客の不当な要求をあっさり断ると怒りだし、駆け出していなくなったので、帰ったのかな?と思ったら、数分後に、セグメント長(2000人からの組織の長)室の秘書から内線で、暴漢が室内に進入しようとしているのですぐ来てくれ、とのSOS。

(あとでわかったのですが、館内管理部門の廊下で通りすがりの社員にトップの部屋を聞き出して、そこへ向かったらしいのですが、よくもまあ、外部の不審者に、懇切丁寧にその部屋を教える危機管理意識の希薄な、長閑で呑気な社員がいたものです。)

警備員より先にすぐ駆けつけて、実力で排除し、別室に連れていきました。

そこで、いろいろ話を聞いていると、今度は窓に駆け寄り、飛び降りてやると騒ぎ出しました。

これをまた制圧すると、電話をかけたいと言い出したのでかけさせてやると、なんと110番通報。

市内〇〇社の管理棟に監禁され暴行を受けていると。

盗人猛々しいというのか、呆れてしまいましたが、これは面白いことになったと思って10分ほど待つと、警官隊到着(3人ですが)。

その場で、私と暴漢の双方に事情を聴いたのち、警察は、その暴漢を連行して帰っていきました。

当社は、市内でも由緒と信用のある大組織で、そもそも、いろんな部分で所轄署及び県警と密接な連携・協力関係にあるのです。

お願い「する」ことや「される」ことが多く、私自身が、県警のいくつかの部署を何度も訪問していますし、所轄署とは頻繁に行き来する関係にあります。

ということで、私的な部分は兎も角、公的な部分ではよく承知いただいているので、話が早かったのです。

そののち、彼は、性懲りもなく、NPO法人の幹部になったりして、何回も当方を訪れることになるのです。

ある時など、別室で私一人で半日彼の相手をしていたら、過労(?)で彼が倒れてしまいました(気絶。自衛隊OBにしては脆弱・・・。自衛隊在職時には特に市街戦での殺人技などを会得したと自慢していました。)。この時は、既に夜中で、ちょっと焦りましたが、意識が戻ったところで、熱い珈琲でも飲ませようと社内の喫茶店に連れていったところ、なんと、彼が私の分までおごってくれました。
これを転機に、そのうちにお互いの気心も知れてきて、何かと誤解を受けやすい彼の便宜を図ってやったりもするようになりました(経済的見返りはなく、あくまでも気持です。気持は兄のような。)。


話は大脱線ですが、標題(「自動車の驕り」)とは何の関係もないままに、終わります。

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