Jinhao 3000:豹頭キャップの中華万年筆の誘惑 [国際文化交流]
JINHAO古代の銀と赤の龍112g、JINHAO黄金の龍142gといった中国製重量級万年筆もなんとか連続筆記できるようになると、性懲りもなく、というのか、またぞろ、重い万年筆が欲しくなりました。
使える予算を考えると、これがまた、中国JINHAOになってしまいます。
実は、以前からその存在自体を知ってはいたのですが、あまりに外観が奇抜過ぎて、常識人の私としては手が出せないでいた万年筆があります。
それは、豹頭蓋万年筆です。キャップに豹頭の装飾がある奇態万年筆です。
どうみても奇をてらっているとしか思えない装飾。
書き味には何の貢献もしないであろう装飾。
まあ、無用の用こそが芸術の証なのかもしれませんが。
重さに関しては、AliExpressでは、145gと表示されたものと150gと表示されたものがあります。
Amazonでは、147gという説明があるもの、148gとするもの、155g(キャップ77g。とすると主軸78g。)とするものなどまちまちです。
145gから155gの間の重さのようです。
いずれにしても、JINHAO黄金の龍142gよりはほんの僅かに重い。
ここに来て、似非好事家ふうの私としては、このような変わり種を所有してもいいのではないかと、少し考えが変わってきました。
その心は、というと、この程度の外観であれば、敢えて気にしないで、その重い書き味を純粋に楽しむ、ということでいいのではないかと、そういう心境の変化です。
しかし、冷静にその姿を見ると、主軸本体の後ろ側がキャップを挿(さ)す形状になっていない。
この万年筆をいろんな通販サイトで調べましたが、背にキャップを挿した写真はありませんでした。挿せないのでしょう。
主軸本体だけでも75g程度はあるので、そこそこの重さは楽しめそうですが、その程度の中途半端な楽しみ方に1,511円もの大枚を叩(はた)く気にはなりません(実は、1,511円というのはべらぼうに安いとは思います。)。
残念ながら150gの世界最重の万年筆で筆記するという野望(?)は露と消えました。
コメント 0