SSブログ

刀剣 [妄言妄語]

 懐刀(ふところがたな)を自認しながら、いろんな局面で、呼ばれもしないのに主(あるじ)を後目(しりめ)に前に出て独自の力を見せつける部下がいたりして、主太刀か、と内心で突っ込むわけです。

 峰打ちという技法。懐かしい、と思って検索すると、「安心せい。峰打ちじゃ。」とか、「心配するな!峰打ちじゃ」などが出てきます。あれ、こんな台詞だったかな?
 一つだけ、「案ずるな、峰打ちじゃ」というのがありました。これが一番しっくりきますが、ほかに言い方は無かったかな?

 二本差し(お武家さまのこと)同士が擦れ違う際に、互いの刀の柄(つか)と柄が触れ、問答無用で刀を抜く。武士の魂ですからね。
 いっぽう、現代。対向する自動車のドアミラーが触れても、そのまま行き過ぎる車があります。中央線の無い道路の場合ですが、どちらが悪いとも言いきれない。しかし、一旦車を降りて謝罪し合うのがマナーかと思うのですが、割と平然と行き過ぎることが多いようです。ま、狭い道路をふさいで大喧嘩するよりはましでしょうが。

 重い万年筆をじっと眺めていると、なぜか、刀のことを考えてしまいます。祖父、父と、村の鍛冶屋だったせいかな?
 鞴(ふいご)や金床(かなどこ)、砥台などのエッセンシャルギアは共通するので、刀鍛冶ではありませんが、打てたと思います。槌は長いものもありました。力の入る?

 ただ、本当に反りの入った刃渡りの長い刃物を鍛えているのは見たことがありません。遵法鍛冶屋でした。

 私が長ずる前に、機械化の波に飲まれ廃業しました。父親は私から見ると、驚異的に器用でしたが、匠ではなかったのでしょう。

 


コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。