SSブログ

玄関ドアの鍵、逝く! \--(゚ロ゚;)--/ [暮らし]

 冬季、物凄く寒くなると、車のキーレスエントリーが開・閉とも全く効かなくなり(昼間、温かくなると効くのですが、冷える朝晩は全く効かないのです。)、遂にこの前の車検の際に、車のキーの電池(バッテリー)を交換しました。電池交換はこれで2度目になります。車は、これでOK。

 そして、車のキーに歩調を合わせるかのような季節的寒冷のタイミングで、4年ほど前からマンション自宅ドアのロックの開閉ができにくくなってきました。自宅を出るときの施錠でまず一苦労。そして、帰宅時。マンション1階での入棟には問題ないのですが、自宅の玄関ドアでは、ドアのスロットにカードキーを挿し込んでも応答しない、ではなく、そもそもカードキーが挿し込めない。時間をかけてしつこく頑張ると(力業か?)、最後にはなんとか開閉できるのですが、相当の時間と手間がかかる。

 それで、実は3年前にカードキーを新品と交換したのですが、その後も変わらず毎冬同じ症状が続いていました。車のキーレスエントリーとはちょっと違って、根気よく頑張っていると、開も閉も、最終的には何とかなるのですが、段々といっそう時間がかかるようになってきました。それが、先週の大寒波の際には、閉=出かけるときの施錠は5分くらい頑張って、できたのですが、帰宅しての開には10分くらい自室ドアの前で格闘してしまいました(もちろん最終的に開錠はできました。)。

 出かけるときに施錠ができないのも困りますが、帰宅した時に開錠ができないのは致命的に困ります。自宅に入れないのですから。それで、マンションの管理会社に教えてもらって、このマンションの鍵に精通した(?)専門業者さんを教えてもらい、さっそく連絡を取り、一昨日(12月29日)、遥々隣県から出向いてもらいました。

 電話した段階(12月28日)での専門業者さんの見立てでは、
  1.カードキーの不良、
  2.ドア内のセンサー部分の不良、
  3.ドア内のロックシステム(キーボックス)の故障(修理可能)、

  4.ドア内のドア内のロックシステム(キーボックス)の崩壊(修理不能、ボックスごと交換)
の4つが考えられ、1.から3.までは即日対応可能だが、4.は製造メーカーに個別に発注する必要があり、適合品が制作されて届くのにひと月以上かかり、経費も5万数千円はかかるとのことでした(センサー部分の交換だと2万円くらい、本体修理だと1万円強。)。

 で、業者さんが遥々隣県(隣市ではない)から到着し、まずカードキーを試したあと、ドアに埋め込まれたキーボックスを外して内部を精査した結果、この専門業者さんがこの種のキーボックスで見るのはこれが2回目という希少な故障が発見されました。カードセンサーは正常、しかし、キーボックスのカードの挿入接触に連動して動くべき部分のリンケージが切断しており、カードが入らないようになっており、切断したリンケージは修理不能、新品に交換するしかない、との診断。

 暖かいときはカードキーの挿入感触を受けて(=カードの勢いで)挿入できるが、寒くなると動きがシビアになって基本的には挿入できなくなるらしいのです。このあたり、自分の非理系の理解力ではどうもピント来ないのですが、そういうことらしいです。

 つまり、ボックスごと交換する必要があるが、個別の受注生産となり、年が明けて制作会社が動き始めてから発注して、できあがるのに一箇月以上かかるとのこと。
一箇月以上もドアが施錠・開錠できないというのは不便というか、実際上居住不能。

 この後、業者さんは、寒い中、なんとか応急処置ができないか、手持ち部品をあてがったり、沈思したり、他階の状況を見て回ったりしていました。しかし、1時間後くらいに経ってから遂に万策尽きて、「残念ながら、対応不能です。」と。

 そして、隣室を指して、「ああいうのはどうでしょう、さっき各階のドアを見てまわったところ、仕様は違いますが同じような改修をされている部屋が相当数ありますよ。」と。それで、隣室の玄関ドアを良く見ると、カードキー用のスロットは無く、アナログな鍵穴があります。なるほど、なんとなく隣の部屋(区分)のドアに違和感があったのは、カードキー用のスロットではなく、アナログな鍵穴があったためだったのです。

 そういうことで考えると、私としてはカードキーには何の思い入れも無く、どちらかと言えば古典的な鍵のほうが好みです。車でもエンジン始動はプッシュ式やタッチ式ではなく、エンジンキーを鍵穴に挿し込んで回転させる方式でないと駄目です。

 そういうわけで、そこから、話は鍵式のほうへトントン拍子に進みました。鍵式だと本社に本体ボックスの在庫品があるので、今から大急ぎで取りに帰れば今日中に取り付けが可能ということで(流石にここまで持って来てはいなかった。)、隣県の本社まで取りに帰っていただきました。

 それからのんびり昼食を摂って寛いでいると、2時間もしないうちにチャイムが鳴り、インターフォンのモニターには、何とさっきの業者さんの顔が。2時間で業者さんが隣県の本社から鍵式のキーボックス等必要部品を持って戻って来たのです。昼ご飯はどうしたんだろうと思って尋ねてみると、と尋ねると、食べていませんが、仕事柄昼食は抜くことが多いので気にしないでください。」と。ただただ、頭が下がります。

 そこからは、ドア本体の施工だけではなく、自宅入口の建物のフレーム部分(鋼鉄&コンクリート)に電気ドリルで立方体形の穴を開けるなどの本格的な工事が2時間。朝の9時半から始まった一連の対応ですが、工事が終了したのは午後4時頃でした。

 しかもその間、長距離区間の往復。全くのところ、この業者さん、神様のような存在に思えてきました。年の瀬のこの忙しい時期に診に来てもらうだけでも御の字なのに、工事まで即日で完了してもらうとは。地獄に仏、とはまさにこのこと。10万円払っても惜しくない気持でしたが、なんとこの長距離出張(途中一回往復)と長時間施工と機械代金、併せて3万円強。恐れ入りました。良心的にもほどがある。

 本当は、チップでもお渡ししたい気持ちがあったのですが、それでは却ってこの業者さんの心意気と矜持を汚すことにもなりかねないので、泣く泣く自重しました。

 これで、いくら寒くなろうとも自宅に入れなくなることはない訳で、年末にほっと一安心です。ただ、これから注意しなくてはならないことは、マンションに入棟する場合は従来通りカードキーが必要だということ。

 つまり、外出する際には自室ドアは新設のアナログキーで施錠し、帰宅した際には、マンション1階でカードキーを使って入棟し、自室ドアはアナログキーで開錠する、ということで、カードキーが無くても外出できる(=携行を忘れやすい。)が、帰宅時にはカードキーが無いと入棟できないということです。カードキーとアナログキーをキーホルダーでしっかり連結し、カードキーの携行忘れは絶対しないようにしないといけません。


コメント(0) 
共通テーマ:住宅

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。