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車の魂♪ インプレッサ [インプレッサ]

クルマは魂を持っている というのは、中津スバル株式会社のブログに書かれた言葉です。

というのは、

笹子事故「NHK記者奇跡の脱出」 スバル「インプレッサ」に賞賛の声 という状況があり、運転者の判断・行動と、スバルの優秀な技術が今回の奇跡の生還劇を可能にした、と称賛されているのに対しての言葉である。

オーナーの気持ちと、
クルマの魂と、
我々の思いが三位一体になった象徴だ。

偶然の出来事とはいえ、ドライバーの判断が功を奏しただけとは言いがたい。

ではなぜそう言えるのか。

それは感じる者には感じるし、
解らないものには解らないが、

クルマは魂を持っている と言うこと。


とブログは続けられる。

以前、私は、インプレッサのバージョンゼロ(原初)に乗っていました。最初にSTiが関わったWRXです。

13年乗りました。

週末の片道5時間弱の自宅への帰還と任地への復帰。

金曜日の深夜と日曜日の夕方の孤独なドライブです。

特に、金曜日は24時に出発して土曜日の朝の5時前に自宅着といった行程が多く、睡魔地獄。

今だから言えますが、何度も眠りかけ、高速道路路肩の壁に激突寸前に目を覚ます・・・。

何度死んでもおかしくない・・・。

高速に乗る前の下りの山岳路、左コーナーで泥塊を踏んでスピン、立て直しが難しく、右に左に振られながら対向車線の岸壁目前で斜め停止。壁に衝突しなかったこと、対向車が来なかったことに感謝。

そんな、運だけで助かるようなことが何度も起きました。

一方、激しい乗り方をして8年を超えるあたりから、インプレッサゼロも電気系、

燃料供給系(空燃系を含む)の致命的とも言えるレベルの不具合が続き、スバルさんの手厚い看護と高額な医療費が嵩む状況も続いていました。

それでも私はインプレッサを手放さない。

それは、「もったいない」の精神もありますが、お互いの魂が支えあって生き続けているような気がしたからでもあります。

田舎では、モノに魂を感じ、信じますが、私はこの車にそれを感じていました。

したがって、ある時から私は、このインプレッサを「魂すぺ」と呼ぶようになりました。

「魂」を持った「たーまっく」すぺしゃる。

dobu.jpg

それを買い換えてしまったことを少し後悔しています。

後継車は、前型最終のチューンカーであるインプレッサSTi RA-R(IMPREZA WRX STI specC TYPE RA-R)です。エンジンと、ブレーキ、足回りが素敵にチューニングされていて、500万円程度。

この型の最終、ということで、買ってしまいました。

丁度、歩きに目覚めた頃でしたので、乗りません。

「魂すぺⅡ」とは称するものの、魂を感じるほど時間を共有することもなく、今は、私は沖縄に住み、「魂すぺⅡ」は福岡に居ます。これは別に「たーまっくすぺしゃる」ではなく、「すぺ」は「specC」のスペです。

魂すぺⅡa.jpg

魂はあるのでしょうが、苦楽を共にし、強い絆で結ばれていない限り、「お互い」それは感じ得ない・・・。

中津スバルさんのブログを読んで、少しだけ「魂すぺ」と「魂すぺⅡ」のことを思い出してしまいました。

余命幾ばくも無い私ですが、生きて内地帰還の折には、「魂すぺⅡ」と対話する時間も持ってみたいと思います。