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特別定額給付金が振り込まれました☆ [本]

一昨日(5月28日)、帰宅すると、市役所から「特別定額給付金に関するお知らせ」が届いていました。
5月29日に振り込まれるということです。
本日(5月30日)、振込口座を確認すると、確かに10万円増えていました。
布マスクといい(郵便局ですが)佐賀市は仕事が早い。

それで、振込口座から10万円を通販支払用口座に移しました。
そして、中学生の頃から名前とだいたいの内容は知っているが、長すぎるので贖うことはなかった、マルセル・プルーストの「失われた時を求めて」を新刊で発注しました。
最近、岩波文庫で新訳が完結したのです。

ところがなんと、全14巻のBOXEDセットは既に売り切れていました。
版元の岩波書店にも当然無いわけです。
あと、いろんな通販のサイトにも当然当然無いわけです。
で、バラで14巻全巻揃えることのできるのは版元の岩波書店だけでした。
ということで、岩波書店に、バラで全巻を発注しました。

バラ、といっても一冊ずつ注文したわけでは無く、カートには一点ずつ入れて、発注・送付は一括なのです。

思えば、岩波書店と言えば、若き学徒(笑)の頃、無料頒布誌「図書」や、岩波講座「哲学」を愛読していました。「図書」は、現在、「年間購読料 1,000円(送料込み)」とあるのですが、お金を払っていた記憶が無い。
岩波講座「哲学」は、1巻千円程度で全18巻の毎月一巻刊行、書店から店員さんがお届け、でした。ギリシア哲学から近代哲学までを概説した叢書で、中学生が理解できる代物ではありませんが、カテゴリー(範疇)の哲学的概念はこれで学んだ記憶があります。デカルトは好きで、方法序説なども読みましたが、実存主義あたりになると、ついていけなくなりました。「哲学」は、今、実家に所蔵しています。

というわけで、若いころは、結構岩波書店を近しく感じていたものです。高校時代、大学時代も文庫と新書には教科書や私的愛読書で随分とお世話になりました。
それが、大学卒業後は、仕事に疲れ、読書はほとんどが娯楽書(探偵小説、怪奇小説等)となり、岩波書店とはすっかり疎遠になっておりました。

特別定額給付金のおかげで、また岩波書店様と直接お取引できることになり、いくら感謝してもし切れるものではありません。

2014年の4月に、岩波文庫で、野間 宏さんの「青年の環」全5巻を購入していますが、これはヤフーオークションでの購入であって、綺麗でも「白っぽい本」、セコハン本。
岩波書店から直の新本購入ではないのであります。
ただ、オークションでの購入というと、「黒っぽい本」、古書、もしくはもしや骨董書、稀覯書のような響きが(笑)。


失われた時を求めて05.JPG失われた時を求めて06.png

















































 


失われた時を求めて 全14巻 岩波文庫 プルースト 作 , 吉川 一義 訳 合計16,841(税込)
失われた時を求めて1 スワン家のほうへI
失われた時を求めて2 スワン家のほうへII
失われた時を求めて3 花咲く乙女たちのかげにI
失われた時を求めて4 花咲く乙女たちのかげにII
失われた時を求めて5 ゲルマントのほうI
失われた時を求めて6 ゲルマントのほうII
失われた時を求めて7 ゲルマントのほうIII
失われた時を求めて8 ソドムとゴモラI
失われた時を求めて9 ソドムとゴモラII
失われた時を求めて10 囚われの女I
失われた時を求めて11 囚われの女II
失われた時を求めて12 消え去ったアルベルチーヌ
失われた時を求めて13 見出された時I
失われた時を求めて14 見出された時II


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