SSブログ

タイヤ考 BRIDGESTONE POTENZA RE-71RS 235/40R18 [インプレッサ]

15年前の、20051224日にこのような記事を書いていました(一部編集して、抄)。

具体的な商談に入る前での撤退です(S204)
500万円超が高いかどうかということは無関係で、従来から値引き交渉はしないので、お金の問題ではありません。
よく考えると、自分の求めるものとは方向性の異なる車でした。 
制作者の開発コンセプトは「ハーモニー」 ということ。 調和とトータルバランスはコンペティションカーでもロードカーでも大切なことですが、楽しさを求め、ある種のストイシズムを満足させるには、spec C こそが相応しいと言えるかもしれません。
担当営業さん、支店の有志の皆様には、期待を持たせ、それを裏切る形になってしまって本当に申し訳ないと思います。
しかし、購入した後で後悔するのはいやだから、本日はっきりと意思表示をさせていただきました。

そして、その1年後の、14年前の、200611月になるとこう書いています(一部編集して、抄)。

昨年末にS204 が製造・販売され、『単に速さだけではなく、乗り心地や細部に至るクオリティにまでこだわり抜いた』ということで、高い完成度を誇っていました。
出力諸元も最高出力320馬力、最大トルク44kg/m と、そこそこ。しかし、一脚70数万円もするレカロ共同開発の前席2脚の設定はいただけませんでした。
ドライバーズシートが重要な要素であることは否定しませんが、それは適切なフィッティングがあってこそのもので、いかな高品質・高性能なシートでも、ドライバーを特定しないお仕着せのものでは無意味で無駄なものです。
運転者が自分にフィットしたものを探して後付けすればよいのです。購入時にサイズも選べない現状では絶対にそうすべきなのです。


重きを置くポイントがずれているのではないか?
そのような素朴な疑問を直截にスバルの営業さんにぶつけました。

お値段は妥当ながらコンセプトが気に入らず、S204 の購入はいたしませんでした。


この種の辛口の意見は相当寄せられたのでしょう。
1年後の今般、『もっとシンプルに「走り」を愉しむ人たちがおり、その数は決して多くはないが熱い魂を持った人達がいることも理解していた。』、『走りの熱い魂に応えるGDBを造ろう。こうして、究極の走りにターゲットを絞り込んだGDBの開発を始めた。』ということでWRX STI specC TYPE RA-R が発売されました。

私は、どちらかと言えば、「速さ」よりも、走りの質=一体感:楽しさ、といったものを重視しますが、いずれにしても、乗り心地や快適性ではなく、スパルタンにしてストイックなまでに走りに振った車のようであり、大変よろしい♪
エンジンスペックは、基本的にはS204 と同じですが、ベース車が spec C なので、S204 と比べるとストイックにしてスパルタンで、格段に軽量化されています

チューニングポイントは4点

  エンジン ② サスペンション ③ ブレーキ ④ 空力  だそうな♪
エンジンは、細かい改良はあるとしても、基本的にはS204 と一緒、 最高出力320馬力、最大トルク44kg/m。まあ、全域レスポンスの向上がはかられているとのこと。
4点の中で、もっとも力が入っているのはブレーキシステムで、『少しでもコーナーを速く駆け抜ける性能を最優先し、そのぶん日常使用における快適性)は最小限に留める。そのために、ブレーキの性能には特にこだわった。』
心、鷲掴みではないですか。以心伝心一体感?

うーむ、これを買わないという選択がありうるのだろうか?これ、消費税抜き本体価格が、4,080,000円で 限定300台。

※ 1年前、S204を検討し断念した際、奇しくも、spec C STi コンプリートこそ、私の求める方向性を満たす車であると書いていました。


そして、その1月後の12月に購入契約、翌2007年の1月6日(土)に納車となりました(私が出向きましたが。)。
店長さんも大変喜ばれて、担当の方と一緒に応対いただき、セレモニー的に、感謝の10万円キャッシュバックもいただきました。
そんな車が、「魂すぺⅡ」WRX STI specC TYPE RA-Rなのであります。

何を言いたいかといいますと、そんな 思い入れ のある車なのだから、タイヤはきちんと交換したい、ということであり、そろそろ POTENZA RE-71RS 235/40R18 を発注しようかと思うのです。

私は、極力、黄色信号で停止するよう心掛けています。歩行者用信号の点滅具合で車用の黄色を予測し、黄色になったら確実に停止するのです。

しかし、歩行者用信号の点滅と車用の黄色のタイミングが信号機ごとに微妙に違うようで、先日は思ったより早く車用が黄色になってしまいました。後方の安全確認の上、強めの制動をかけたところ、通常だと腹を地面に擦り付けるほど強力に停止するのですが、このときは1mほど滑ってしまいました。タイヤの摩耗が安全限度を超えたことを悟りました。

交換の時期が来たのでしょうね。
20万円を超える出費は、赤貧民には痛いのですが、交通安全と法令遵守のためにはお金は惜しめません。 


          型落ち71R                新型71RS

71R.jpg71RS.jpg

 

                            














で、夕方、タイヤ屋さんに行って予約、手付を打ってきました。 

タイヤ屋さんでは、S007aの話もしました。
街乗りではS007a、完璧に近い。こっちがよいかも。20,000円差。
RE-71RSはサーキット向き。
しかし、ブレーキ性能を第一に考えるなら、間違いなくRE-71RS
と、自分自身の考えを再確認する形で、RE-71RSに決定。
契約書(実は注文書)に判を押しました(実はサインのみ。民間レベルで押印はあまり見ません。)。
アライメントの測定検査・調整と後の随時点検6回分(いずれも有償。安くはない。)を入れて230,000円ぽっきりでした。手付金(実は内金)30,000円を支払いました。
あとはBRIDGESTONE工場の生産待ち、ということで、ゴムが劣化した古い在庫品でなく、活きのいい生ものが届きます(ちなみに、ですが、S007aも受注生産だそうです。)。
もひとつちなみに、BRIDGESTONE工場とは、JR久留米駅傍のアレでしょうか?
間に神埼市がありますが、まあ、ほぼ隣町ですね。
楽しみに待ちたいと思います。


このように、赤貧に喘ぐ困窮民にも拘わらず、タイヤにだけは特別に贅沢をしてしまいます。

しつこくおさらいですが、「魂すぺⅡ」は、とりわけブレーキに特化した安全第一の特改車。
そして、ブレーキ性能を下支えするのは、タイヤ。
よって、タイヤは奢る(驕る、ではありません。)。

コメント(0) 
共通テーマ:自動車