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メタボ検診のこと 1 [妄言妄語]

代謝性疾患症候群、つまりメタボリックシンドロームが、ただ今、流行中♪

でも、この4月から一部(大部分)の被用者はメタボ検診の受診が義務付けられました。

正確には、40歳~74歳の健康保険加入者が受診対象者ということのようです。


メタボ検診義務制導入の目的は、医療費支出抑制だということです。

診療科によっては、医療行為の評価である診療報酬算定基準が妥当性に欠け、医業を維持出来ないとの判断で廃業される病院も多いと聞きます(あとは何をなさるのでしょう?)。

それと並行して、多くの勤務医は大病院勤務を辞め、開業する。 

それは決して日本国内で支払われる医療費の総額が低いということではなく、日本はあまりにも病人が多すぎ、また入院期間が長いためです。

病気は、好むと好まざるとにかかわらずやってくるもではあります。日本国の疫病環境のなせる業かもしれません。

しかしながら、生活習慣病はどうか?

飽食、過食、偏食、飲酒、喫煙、運動不足、ストレスといったものから発生する確率も決して低くは無い疾病と言うものがあるようです。

内臓脂肪性肥満は、高血圧、高脂血症、糖尿病などといったさまざまな生活習慣病を引き起こし、それらの重なりが「動脈硬化」を起こすことがわかってきました。

内臓脂肪性肥満は代謝性疾患症候群とは切っても切れない、といいますか、イクォルかな?

ともかく、『メタボリックシンドローム』は、動脈硬化の大きな原因であり、脳血管疾患や心臓疾患といった死に至る病を発症させる元であります。

最終段階まで行くかどうかは別として、先述の諸生活習慣病を引き起こし、膨大な医療行為を必要とし、莫大な医療費を支出します。

このような事態を回避するためには、内臓脂肪性肥満を解消する、あるいはならないようにすることが肝要であります。

さようなことから、政府も重い腰を上げて健康増進対策に乗り出したということでありましょう。

国民の健康増進は手段であり、究極の目的は、経費節減ということでありました。

動機はどうであれ、国家が国民の健康を守るために、初めて本気で取り組んだということで、画期的なことだと思います。

少子高齢化対策や、地球温暖化対策にも、そのうちに本気で取り組む日が来るかもしれません。