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森 博嗣さんの著作♪「S&Mシリーズ」 [本]

森 博嗣さんの著作には、此度の入院中に遭遇いたしました。

入院中に1時間の外出を許された際に書店に立ち寄り、面白そうな厚めの本を探して見つけたものです。

1.装丁がシンプルで良かった。

2.長崎のハウステンボスが舞台であった。

3.頁数が多かった。

この三つの理由で、「有限と微小のパン THE PERFECT OUTSIDER 」というタイトルの文庫本を購いました。

 
有限と微小のパン (講談社文庫)

有限と微小のパン (講談社文庫)

  • 作者: 森 博嗣
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2001/11/15
  • メディア: 文庫  価格: 1,274円

870頁あれば、入院中の一日分は退屈が凌げます。

地の文も、会話も(文章:スタイル)面白く、引き込まれました。

面白かったので、(二日は持つと思ったのですが)一日で読み終わりました。

読み終わった後で私は、この作品が「S&Mシリーズ」という一連ものの最終巻であることを知ってしまいました。

最終巻を最初に読んでしまったようです。

ガックリしました。悔やみました。

然し、読んでしまったものは仕様がありません。

立ち直るのに8秒ほどかかりましたが、それでは、と、その後は順に読むことにいたしました。

その後、

「すべてがFになる The Perfect Insider」、「冷たい密室と博士たち Doctors in Isolated Room」、「笑わない数学者 Mathematical Goodbye」 を読んでおります。

探偵役の主人公、犀川創平さんは国立N大学工学部建築学科の助教授ということで、私、一時期縁あって国立Q大学工学部の雑務作業人として働いたことがあったことから、何となくの親近感も覚えます。

因みに、2回目の「ドグラ・マグラ」読書はこの時期です。

私、この作品群、推理というか、謎解きは良く判らずに読んでいますが、文章と雰囲気が好きなので、愉しめます。

だいたい、京極夏彦さんの著作にしても、恩田陸さんの著作にしても、推理・謎解きは良く判らずに文章と雰囲気を愉しんで読んでいます。気分です。

  

ところで、「S&Mシリーズ」を読み終えたら、私はどうすればいいのでしょうか?

工学部モノではないが、時系列に沿って、「Vシリーズ」を読み進めるのがよかろうか? 

しかし、作者の森先生は、国立大学工学部で教育・研究に携わり乍ら、よくこんなに沢山の著作を産み出されるものだと感心します。

医学部の先生(特に臨床系)は、診療・研究・教育に忙殺されつつ、地域医療機関での診療を通して地域貢献に尽力されていますが、専門に関わらず、エネルギッシュな人たちはどこまでも精力的に活動なさるということなのでしょうね。

私のような怠け者には理解し難いことかもしれません。

 

  

追記(2014/04/12)

今しがた、『詩的私的ジャック JACK THE POETICAL PRIVATE 』(講談社文庫) を読み終えました。このシリーズは気分的に楽しく読めますね。
殺人事件なので陰湿な筈ですが、読んでいる途中も読み終わった後も気分爽快です。
 


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皮がベローンと剥けて痛いっ!!! [散歩]

15.43km  本日のリハビリお散歩走りです。

右脚の裏側と左足の裏を傷め、加えて右足小指横がざっくりとベロンと皮剥けしているので、恐る恐るの道行きです。

終着の1.5kmくらいの地点で朝食と昼食のお弁当を購うのですが、本日は大事を取って、その後は純然に歩き候。

戻って、一番痛いのは豆破れ後の右足小指横皮剥け部でした。

傷薬を塗ったのですが、最高の痛みに声が出ます。

恐ろしいまでの痛み。

時間を置いて、何度も塗布します。

極度のMか、稀にみる強靭な精神力がないとできないことです。

私に精神力はありません(因みに、体力も気力もありません。)。

  

Drive  me  crazy

壊れていく my Lock.. OK 

2008010121IMG.jpg

倉木さんは・・・・

綺麗[わーい(嬉しい顔)][ハートたち(複数ハート)](此のことと本文はあまり関係が無いかも知れません。)。


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欧州産の途轍も無く長い物語・・・ [本]

若い頃、長い小説は長い時間愉しめるから好きでしたが、長すぎて手を出すのを恐れた本が三つあります。

一つは、マルセル・プルーストの「失われた時を求めて」

これは実は読みたかったのですが、財力にも問題がある。

高校時代、「マドレーヌの衝撃」と呼びます。

 

もう一つは、エミール・ゾラの「ルーゴン・マッカール叢書」

これは、作品自体にそれほどは魅力を感じなかったかな。

というのも、「ナナ」や「居酒屋」がしんどかったので、腰が引けていた・・・。

 

三つめは、マルタン・デュガールの「チボー家の人々」

これは、実はあまり関心がなかった。長いことだけに興味があったというところです。

「チボー家のジャック」という形では読んだことがありますが、私の感性にはピンとこなかったので、それっきり・・・。

 

何ですかねぇ、どれもフランスの作家の著作ですね。

 

余談というか、関係の無い話です。

それほど長いものではないが、私はロシア小説のほうがハマりました。

一番のめり込んだのは、ドストエフスキー

翻訳者の米川正夫さんのお名前も脳味噌に焼き付いています。

「悪霊」、「白痴」、「カラマーゾフの兄弟」、「罪と罰」、「地下生活者の手記」等を、エンターテインメント性を感じながら、これらの世界に浸りきって読み耽っていましたが、実は私の人格形成に陰鬱な影響を及ぼしたのかもしれません。

同じロシアの、文豪トルストイの著作に関しては、取りあえず、「戦争と平和」とか、「アンナ・カレーニナ」、「復活」などは読みましたが、特段魅かれるところはなく、感銘を受けることもなかったように思います。

トルストイでは、「イワンのばか」や、民話集が面白かった。

 

因みに、志賀直哉も武者小路実篤も好きでしたが・・・(特に意味のない記述です。)。


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